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『The Else』
the elseの写真


試聴は公式サイトが一番キレイに、楽に聴けるかも→http://theymightbegiants.com/index.html

7月上旬に発売された、TMBGの12枚目のオリジナル・アルバム。毎回凝ったジャケットも楽しみのひとつなんですが、今回のアーティストは何回きいても発音を覚えられないMarcel Dzama。ちょっと不気味な動物の着ぐるみ(置物?)写真がCDケースの中まで入ってます。


25年も活動している人たちに今さら新鮮味を感じることなんてないような気がしていたけど、そんなことなかった!今までと音が違う!音のひとつひとつがクリアで、かつ厚みがあるとでもいいましょうか。DJのダスト・ブラザーズがプロデューサーになってるからか、リズム・セクションにスポットの当たる曲が多いです。無駄は無いけど豪華で、色んなエッセンスがぎゅっと凝縮されたアルバムでした。

全編に渡って、思わず釣り込まれそうになる独特なひねった節回しは相変わらず。下はプロモーションを兼ねた、テレビでのライブ映像。TMBGのメロディセンスがよく出ています。


歌ってる内容は、必ずしもハッピーなわけではないんだけど、どんなネガティブなこともウェットにしない手腕は痛快ですらあります。寓意に満ちた難解なものあれば、中には歴史上これで使うのが2回目という激レアな単語を使って作った曲も。(言語学者から辞書にも載っていない珍しい単語を3つ、お題として出されて、一週間で全ての単語を使って曲を作ってこられるかという賭けをしてできた唄)景品は「チョコレート1箱」だった気がするけど、ちょっと英語力に自信が無い。
(真相を知りたい人はこのラジオ番組のページの『Use it, or loose it』の所をクリック)



初回限定で、今だけ買うともう一枚ボーナストラックがついてくるんですが、こっちはなんと、本編を上回る23曲入り。そのほとんどが過去に配信したポッドキャストからのものですが、音質が上がっているんで見違えるほどいい曲に聞こえます。アルバムに組み込んだとしてもなんら違和感のない凝ったものから、その場で思いついちゃって作りました、みたいな即興的なものまで幅広く。『Put Your Hand On The Computer』は、始まりのリズム・セクションを口で歌うという、手作り感丸出しの曲。こういう短い一発ネタな曲になるとたちまちTMBGの本領が発揮される気がします。真面目にふざけていて。
これだけのクオリティならボーナス単体でも売れそうなのに、初回限定のおまけにしているんだよね・・・。その辺の惜しげのなさもTMBGらしい。


The Else The Else
They Might Be Giants (2007/07/10)
Zoe

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